こんにちは
今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます
本日の曲は
Between the Devil and the Deep Blue Sea
(邦題:絶体絶命)
です。
概要
"Between the Devil and the Deep Blue Sea"(長い…)は
1931年 Harold Arlen(ハロルド・アーレン)により作曲、
Ted Koehler(テッド・コーラー)により作詞されました。
ハロルド・アーレンの手による曲には他にこんなものがあります:
- Over the Rainbow(オズの魔法使い)
- Come Rain, Come Shine
-It's Only a Paper Moon"
-Let's Fall in Love
さて、本日の曲 "Between the Devil and the Deep Blue Sea”(長いって)は、
発表された翌年、1932年にサッチモことルイ・アームストロングにより録音されました。
このテイクがこの年に大ヒットしたのか?は不明なのですが、
その後もエラ・フィッツジェラルド、カーメン・マクレエ、ペリー・コモ、
ボビー・ダーリン、ビング・クロスビー等
男性・女性を問わず多くの優れたアーティストによりレコーディングされています。
そんな数ある中でも私が一番好きなのはなんといっても
ブロッサム・デアリーのもの。
彼女のコケティッシュな声がこの曲の事件性(!)を中和して
「可愛い女の嫉妬」の歌にしてくれるところが大好きなのです。
また、この"Between the Devil~”(もう略します)、日本語タイトルは
「絶体絶命」です。
そう、あの山口百恵の歌の原曲!!…ではございません。
タイトルは直訳すると
「悪魔と深い紺碧の海の間」
ということですから、言ってみれば
「前にも進めず、後ろにも下がれない」という抜き差しならない状況を指します。
「前門の虎後門の狼」、とか「進退窮まれり」といったところでしょう。
私はこれをライブでお客様に説明するたび、
『火曜サスペンス劇場で犯人が断崖絶壁と船越英一郎に挟まれているシーン』
を思い浮かべるのですが、シリアス度はそんな感じでしょうか(笑)
「奥さん!犯人はあなたじゃない!」
さて、
わたくしこの曲にはちょっと思い出がありますのでもう少し
お話させてください。
私がこの曲に出会ったのはさる名門ジャズクラブのオーディションで、でした。
参加者は3曲ずつ譜面を持参し、審査員であるミュージシャン達がその場で
一曲を選んで歌う、というもの。
なんもわかっていない私は誰が歌っても同じようなつまらない
ミドルスウィングの曲ばかりを持参してしまい(やはりこういう時は
ちょっとクセのある難曲、得意なバラードなどが良い)、
選ばれて歌ったのは
"It's Only a Paper Moon" (奇しくも同じハロルド・アーレンですが!)。
案の定まったく面白くもなく歌ってしまい敗退(笑)。
そしてその時のグランプリの女性(というか女の子)が歌ったのがこの
"Between~"だったのです。
他の参加者が皆キラキラのロングドレスにダイヤのブレスレット、といった
いでたちのところを、この彼女はなんとゴム長靴(なかなかの雨の日でした)に
ひとつ結びのヘアスタイル。
みんなが「あなたどこの田舎から来たの?クスッ」みたいに思ったことでしょう
私も思っちゃいました、ごめんなさい。
ところが演奏が始まってびっくり!
彼女のこの飾らないピュアな雰囲気と歌声が
この魅力的な曲の味を最大限に引き出して見事優勝!
いやぁ…衝撃でした。
シリアスなバラードでなくこういったライトな4ビートでも「勝てる」んだ、
と目から鱗な出来事だったのです。
その日から私にとってこの "Between~" は特別な曲になりました。
ひいては無難、とか、つまらない、なんて思っていた曲への認識も変わりました。
本当に体験して良かった出来事でした。
それでは歌詞を見てみましょう
歌詞概要
※著作権保護のため、歌詞は掲載せず、適正な引用のみでお届けしております。
どうぞご了承くださいませ。
限られた表現の中ではありますが、歌の世界観を楽しんで頂けましたら幸いです。
『あなたなんていらない
あなたみたいな人もう私のリストから削除
…にしたいけどできないの
嫌いになった方がいいってわかってるのにムリ
また許してしまうのは愛してるからなのよね
これってまさに絶体絶命、だわ!』
Etc.
いかがですか?
悔しいですね…
憎ったらしいですね…
この浮気野郎~!!
それも一度や二度じゃないな、常習犯だな
きっと謝り方も許してもらい方もわかっちゃってる遊び人。
でも‥好きだからまた許しちゃう、
ってあ~!悔しい!
そういえば森高千里の歌にもありましたね、この手の。
『最近あなた 優しくないわ
私のこと もう飽きたの?
:
癪だけど やっぱりあなたが好きだから今日も
許してしまうの』
(『二人は恋人』 作詞:森高千里/作曲:斉藤英夫(1995)
ね。
で、シンガーの皆様、この歌を歌う時には
ぜひとも「できるだけ可愛く」歌ってください♥
作り声やコケティッシュなテイストで”惚れた弱味を見せちゃう可愛さ”が表現できたら
大成功です。
ちょっと小悪魔な役を演じるみたいに照れずに歌っちゃいましょう。
昔の加賀まりことか?
いや、あれは許してくれなそうか(笑)
軽快なミドルSwingで歌いながら浮気者を断崖の上から
真っ青な海へ蹴っ飛ばしてやりましょ!
参照動画
1.私のイチ押し、ブロッサムデアリー
See you next time!
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